「これが殺生石かー」 じーっと見つめるアシュレイ。 彼女の視線の先には巨大な岩が鎮座している。 その岩からは有毒な瘴気が吹き出し、生物や植物… (more…)
フレイヤとの一件以後、アシュレイは週に数回は彼女と密会しつつ、これまで放ったらかしであった従者達との時間を増やすことにした。 基本、自分の… (more…)
エヴァンジェリンとレイチェルはぐったりと床に倒れていた。 2人の前には棍を持った斉天大聖の姿。 「今日はこれくらいかのぅ……しっかり休むの… (more…)
松平郷を後にしたアシュレイはそのまま地獄に帰ることはせず、どうせならと日本観光を敢行した。 地獄に帰ったところで暇だからしょうがない。 こ… (more…)
「暇なんだけども」 そう呟くアシュレイ。 彼女の周りにはちょっとした人だかりができている。 狗族の里の時と同じように、彼女は好奇の視線に晒さ… (more…)
7月も終わりに迫ったある日、天ヶ崎家に1人の少年がやってきた。 彼の気配を感じ取ったアシュレイが応対に出、彼を客室に通す。 その際、須臾と… (more…)
「うーん……」 アシュレイは悩んでいた。 何かが足りない、と。 天ヶ崎家の居間に寝転がり、彼女はひたすら足りない何かを探していた。 時折、風… (more…)
ある日、アシュレイはエヴァンジェリンを呼び出した。 彼女が呼び出した場所は天ヶ崎家……ではなく、地獄にある城の彼女の寝室だ。 エヴァンジェ… (more…)
「……おお」 アシュレイはあるものを見つけ、思わず声を上げてしまう。 里帰りしていた彼女はつい数日前に地上に戻ってきたが、京都にそのまま向か… (more…)
エヴァンジェリンは見つめる。 天空にある紅い満月を。 エヴァンジェリンは見つめる。 眼下にいる自らの軍勢を。 月明かりに照らされる、反射す… (more…)
エヴァンジェリンは教皇領――現在でいうバチカン市国にやってきていた。 アヴィニョン捕囚により、権威を失ったかに見えたが、それも昔のこと。 … (more…)
アシュレイは不満であった。 何が不満かというと、闇の福音計画が一向に進まないことに。 仕方がないのでテコ入れの為に彼女は紅葉の護衛を暇を… (more…)
「犯人は彼女だ」 ウリエルは険しい表情でそう告げた。 その言葉にラファエルは僅かに眉をひそめる。 信仰とは神族にとって力である。 だが、最近… (more…)
「随分と思い切ったことをされたものだ」 テレジアは上がってきた書類を見つつ、アシュレイがやったことについて素直に感想を述べた。 近衛明日香は… (more…)
メセンブリーナ連合の首都メガロメセンブリア。 その中心街から少し離れたとあるビルの最上階に彼らは集まっていた。「有史以来、悪魔というのは異… (more…)
アシュレイは玉座に座ってネギの様子をディスプレイで見ていた。 麻帆良学園の図書館島地下に設けられた秘密修行場でネギはアルビレオにしごか… (more…)