世の中、意外とどうにかなるものだ。 生きていさえすれば非常によろしくない状況に置かれていたとしても、どこから救いの手が出てくる。 ともあ… (more…)
「……はぁ?」 間の抜けた声。 辺り一面の草原。 空には燦々と輝く太陽。「え? え? えええ!?」 思わず叫んだ。 人っ子一人いないどころか… (more…)
彼女の領地ができてから既に数日が経過していた。 この数日で彼女は雨除けの為に丸太で領地の中に家を造ってみた。 ログハウスというような上等な… (more…)
「暇だ。暇だ。暇だ暇だ暇だ」 アシュレイはひたすら暇と連呼する。 加速空間に建っているアシュタロスが用意した豪邸。 その自室で彼女はあーだこ… (more…)
「んー……」 アシュレイは背中に生えてきた魔族の……というか、悪魔の証である真っ黒い翼を動かしつつ、手で触る。 滑らかでいつまで触っていても… (more…)
「ん……」 リリスはゆっくりと瞼を開けた。 彼女の視界にはご主人様の愛らしい寝顔。 その額にくちづけして、寝顔を存分に眺める。 彼女だけに許… (more…)
「あれが悪魔が統治している街か……」 遙か天空から、その人物は忌々しげに呟いた。 彼の持つ18対36枚の神々しい翼は太陽の光を受け、より輝い… (more…)
「で、戦争中っていうとんでもないタイミングでやるの?」「うむ」「火星の極冠に古代文明の遺跡があって、ボソンジャンプを巡って木連と地球が争った… (more…)
火星での作業が一段落し、アシュレイとアシュタロスの2人は加速空間へと帰還していた。 なお、この加速空間だが、地上で展開していては神族の標… (more…)
「……うん、つまんない」 アシュレイはポツリと呟いた。 彼女が前線でブッ殺したい、ということをアペプに伝えたところ、彼は快く承諾し、早速、膠… (more…)
「うーん……半壊ね」 アシュレイは自室で報告書に頭を抱えた。 彼女の40の軍団のうち、使える連中を1つの軍団に纏め、アペプに預け、主戦場で補… (more…)
ヘルマンは歓喜に震えていた。 つい先程、彼の下に届いたアシュレイからの叙任状。 戦争中ということもあり、とりあえず書面で、とテレジアが告… (more…)
アシュレイは自室でソファに座り、新聞を読んでいた。 三面記事にでかでかと載っている記事を読み、彼女は呟く。「神界で大粛清……ね」 日刊地… (more…)
「綺麗……」 アシュレイは目の前に悠然と立っているその巨大な鳥に思わず、そう呟いた。 地獄の荒野には少々似つかわしくない容姿であるこの鳥は全… (more…)
工場用の加速空間やら不老不死の薬やら人間専用の空間を作り終えたアシュレイは英気を養う為に加速空間にいた。 彼女が造ったものではなく、アシュ… (more…)
「ベアトリクス、シルヴィア、ディアナ、エシュタル」 アシュレイは4人の名を呼んだ後、1人1人に抱きついていく。 まあ、彼女達も既にその力の強… (more…)
戦況はほぼ互角であった。 神族魔族、両者共一歩も譲らず、死力の限りを尽くして戦っている。 テレジア達もまた主神や上級神族相手に一歩も引か… (more…)
銀河系中心での一大決戦の結果は瞬く間に広まった。 そして、この戦いで魔族の敗北は決定的となった為、神界は講和を提案。 地獄はこれを承諾し、… (more…)
「筋がいい……のは当たり前かのぉ」 そう言いつつ、斉天大聖はキセルを吹かす。 彼の視線の先には教えられた通りに体を動かしている1人の少女の姿… (more…)