Categotry Archives: 小説

ハニートラップ

 神魔族の戦争――ハルマゲドンが始まり早数百年。 ゼウスをはじめとしたギリシャ系神族は戦争が始まって以後も地上に……すなわち、人間界に留まり… (more…)

神々の憂鬱

「本当によかったんか……?」 彼は独り、自室で呟いた。「本当にやってよかったんか……?」 自問自答するも、答えは出ない。 全知全能に限りなく… (more…)

全ての戦争を終わらせる戦争

「あれが悪魔が統治している街か……」 遙か天空から、その人物は忌々しげに呟いた。 彼の持つ18対36枚の神々しい翼は太陽の光を受け、より輝い… (more…)

希望的観測

 月明かりが優しい夜、ソドムとゴモラの街に設けられた神殿、その中にある寝室。 窓から差し込む月光が部屋の中を明るく照らし、大きなベッドの上で… (more…)

戦争の足音

「戦争になるの?」 アシュレイの問いかけに彼女の前に片膝をついている特使は重々しく頷いた。 シルヴィアとベアトリクスによる部下集めは地獄で話… (more…)

魔族はつらいよ

 ある晴れた日のこと。 加速空間内にある海辺でのんびりとパラソルの下、リリスとリリムからマッサージを受けていたアシュレイ。 そんな彼女はふと… (more…)

彼女の名は……!

「そういえば……私って魔眼とか使えるのかしら?」 人間用の魔法開発も一段落したとき、アシュレイはそんなことを思った。 魅了、石化、運命操作そ… (more…)

魔法開発(人間用)

「はい、今日はここまでー、予習よりも復習しっかりやっておくことー」 アシュレイは授業の終了を宣言する。 彼女は今、ソドムとゴモラの学校にいた… (more…)

悪魔達の暇潰し

「はぁ……いいわ」 珍しく大人形態になってベッドの上に寝転がっているアシュレイ。 そんな彼女の体をマッサージしているリリスとリリム。 結局、… (more…)

動き出す物語

  アシュレイがソドムとゴモラから戻ってきた。 当然、彼女は現実空間から加速空間へと入ったことになる。 そんな彼女の目の前には未だに戦ってい… (more…)

強引な解決策

 リリスは悩んでいた。 それはアシュレイにどんな顔で会えばいいか、というもの。 アシュレイが現れるまでは人間達を食料としていたが、現れてから… (more…)

大山鳴動して鼠一匹

「ふぅ……」 出すものを出した男はゆっくりと女から離れる。 それを見て、別の男が入れ替わりに女の下へ。「しかし、こんな美人が娼婦……いや、金… (more…)

悪魔も万能ではない

「あれ?」 視察から戻ってきたアシュレイは首を傾げた。 いつもならいの一番に自分を出迎えるリリスがやってこないからだ。 リリスにどこか似てい… (more…)

渦巻く嫉妬、実行された陰謀

「ん……」 リリスはゆっくりと瞼を開けた。 彼女の視界にはご主人様の愛らしい寝顔。 その額にくちづけして、寝顔を存分に眺める。 彼女だけに許… (more…)

偶然は必然であった

「そういえばそろそろ地上に戻るか?」 ふと思い出したようにアシュタロスがアシュレイに問いかけた。 本日の講義は全て終了し、あとは帰ってのんび… (more…)

「悪魔だから問題ない」

「んー……」 アシュレイは背中に生えてきた魔族の……というか、悪魔の証である真っ黒い翼を動かしつつ、手で触る。 滑らかでいつまで触っていても… (more…)

邪淫地獄にて

 結局、アシュレイはアシュタロスが戻ってくるまでの間、その村で暇を潰した。 とは言っても、彼女がやったことは適当に知識を与えて、村の娘を全員… (more…)

夢はでっかく世界征服

「暇だ。暇だ。暇だ暇だ暇だ」 アシュレイはひたすら暇と連呼する。 加速空間に建っているアシュタロスが用意した豪邸。 その自室で彼女はあーだこ… (more…)

さらっと流れる日々

「青い空、白い砂浜、青い海、爽やかな風、そして背後には豊かな森や山々……」 天国は存在した、と彼女は思わず呟いた。 ここはアシュタロスが造っ… (more…)

いきなり大物がでてきました

 彼女の領地ができてから既に数日が経過していた。 この数日で彼女は雨除けの為に丸太で領地の中に家を造ってみた。 ログハウスというような上等な… (more…)

こんにちは新石器時代

「……はぁ?」 間の抜けた声。 辺り一面の草原。 空には燦々と輝く太陽。「え? え? えええ!?」 思わず叫んだ。 人っ子一人いないどころか… (more…)

全ての始まり

  世の中、意外とどうにかなるものだ。 生きていさえすれば非常によろしくない状況に置かれていたとしても、どこから救いの手が出てくる。 ともあ… (more…)