Tag Archives: 原作改変

全ての始まり

  世の中、意外とどうにかなるものだ。 生きていさえすれば非常によろしくない状況に置かれていたとしても、どこから救いの手が出てくる。 ともあ… (more…)

こんにちは新石器時代

「……はぁ?」 間の抜けた声。 辺り一面の草原。 空には燦々と輝く太陽。「え? え? えええ!?」 思わず叫んだ。 人っ子一人いないどころか… (more…)

いきなり大物がでてきました

 彼女の領地ができてから既に数日が経過していた。 この数日で彼女は雨除けの為に丸太で領地の中に家を造ってみた。 ログハウスというような上等な… (more…)

さらっと流れる日々

「青い空、白い砂浜、青い海、爽やかな風、そして背後には豊かな森や山々……」 天国は存在した、と彼女は思わず呟いた。 ここはアシュタロスが造っ… (more…)

夢はでっかく世界征服

「暇だ。暇だ。暇だ暇だ暇だ」 アシュレイはひたすら暇と連呼する。 加速空間に建っているアシュタロスが用意した豪邸。 その自室で彼女はあーだこ… (more…)

邪淫地獄にて

 結局、アシュレイはアシュタロスが戻ってくるまでの間、その村で暇を潰した。 とは言っても、彼女がやったことは適当に知識を与えて、村の娘を全員… (more…)

「悪魔だから問題ない」

「んー……」 アシュレイは背中に生えてきた魔族の……というか、悪魔の証である真っ黒い翼を動かしつつ、手で触る。 滑らかでいつまで触っていても… (more…)

偶然は必然であった

「そういえばそろそろ地上に戻るか?」 ふと思い出したようにアシュタロスがアシュレイに問いかけた。 本日の講義は全て終了し、あとは帰ってのんび… (more…)

渦巻く嫉妬、実行された陰謀

「ん……」 リリスはゆっくりと瞼を開けた。 彼女の視界にはご主人様の愛らしい寝顔。 その額にくちづけして、寝顔を存分に眺める。 彼女だけに許… (more…)

悪魔も万能ではない

「あれ?」 視察から戻ってきたアシュレイは首を傾げた。 いつもならいの一番に自分を出迎えるリリスがやってこないからだ。 リリスにどこか似てい… (more…)

大山鳴動して鼠一匹

「ふぅ……」 出すものを出した男はゆっくりと女から離れる。 それを見て、別の男が入れ替わりに女の下へ。「しかし、こんな美人が娼婦……いや、金… (more…)

強引な解決策

 リリスは悩んでいた。 それはアシュレイにどんな顔で会えばいいか、というもの。 アシュレイが現れるまでは人間達を食料としていたが、現れてから… (more…)

動き出す物語

  アシュレイがソドムとゴモラから戻ってきた。 当然、彼女は現実空間から加速空間へと入ったことになる。 そんな彼女の目の前には未だに戦ってい… (more…)

悪魔達の暇潰し

「はぁ……いいわ」 珍しく大人形態になってベッドの上に寝転がっているアシュレイ。 そんな彼女の体をマッサージしているリリスとリリム。 結局、… (more…)

魔法開発(人間用)

「はい、今日はここまでー、予習よりも復習しっかりやっておくことー」 アシュレイは授業の終了を宣言する。 彼女は今、ソドムとゴモラの学校にいた… (more…)

彼女の名は……!

「そういえば……私って魔眼とか使えるのかしら?」 人間用の魔法開発も一段落したとき、アシュレイはそんなことを思った。 魅了、石化、運命操作そ… (more…)

魔族はつらいよ

 ある晴れた日のこと。 加速空間内にある海辺でのんびりとパラソルの下、リリスとリリムからマッサージを受けていたアシュレイ。 そんな彼女はふと… (more…)

戦争の足音

「戦争になるの?」 アシュレイの問いかけに彼女の前に片膝をついている特使は重々しく頷いた。 シルヴィアとベアトリクスによる部下集めは地獄で話… (more…)

希望的観測

 月明かりが優しい夜、ソドムとゴモラの街に設けられた神殿、その中にある寝室。 窓から差し込む月光が部屋の中を明るく照らし、大きなベッドの上で… (more…)

全ての戦争を終わらせる戦争

「あれが悪魔が統治している街か……」 遙か天空から、その人物は忌々しげに呟いた。 彼の持つ18対36枚の神々しい翼は太陽の光を受け、より輝い… (more…)

神々の憂鬱

「本当によかったんか……?」 彼は独り、自室で呟いた。「本当にやってよかったんか……?」 自問自答するも、答えは出ない。 全知全能に限りなく… (more…)

ハニートラップ

 神魔族の戦争――ハルマゲドンが始まり早数百年。 ゼウスをはじめとしたギリシャ系神族は戦争が始まって以後も地上に……すなわち、人間界に留まり… (more…)

宇宙処理装置――コスモプロセッサ――

「で、戦争中っていうとんでもないタイミングでやるの?」「うむ」「火星の極冠に古代文明の遺跡があって、ボソンジャンプを巡って木連と地球が争った… (more…)

お前の城は天を突く!

  火星での作業が一段落し、アシュレイとアシュタロスの2人は加速空間へと帰還していた。 なお、この加速空間だが、地上で展開していては神族の標… (more…)

落差が酷い話

「……私、最近思うポヨ。きっとアシュ様を中心に世界は回っているポヨ」「ふふふ、もっと褒めなさい!」 ニジの言葉に高笑いするアシュレイ。 彼女… (more…)

ソドムとゴモラ跡地にて

「……うん、つまんない」 アシュレイはポツリと呟いた。 彼女が前線でブッ殺したい、ということをアペプに伝えたところ、彼は快く承諾し、早速、膠… (more…)

一休み的な話

  アシュレイはアペプからもらった任務をルシフェルとの会話後、さくっと消化し、加速空間に戻っていた。 しばらく心を落ち着ける為に静養しよう、… (more…)

とある少女の話

「では、よろしくお願い致します」 深々と中年の男が頭を下げた。 彼が頭を下げている相手は魔族であるが、破壊が大好きな、そこらにいる魔族ではな… (more…)

それぞれの動き

「ついに私が大規模戦の指揮を取ることになったわ!」 ついさっき、議事堂から帰還したアシュレイはテレジア、シルヴィア、ベアトリクスを呼び寄せ、… (more…)

木星は滅びず

「木星でかっ!」 右手方向にある木星に驚愕するアシュレイ。 勿論、彼女は宇宙服なんてものは必要なく、いつもの黒いワンピース姿だ。 魔族にとっ… (more…)

精強な軍団≠勝てる軍団

「うーん……半壊ね」 アシュレイは自室で報告書に頭を抱えた。 彼女の40の軍団のうち、使える連中を1つの軍団に纏め、アペプに預け、主戦場で補… (more…)

地獄の才女

「はぁい」 アシュレイは元気良く声を掛けた。 掛けられた側は生気のない瞳を彼女に向ける。「こんな洞窟にいたなんて……道理で見つからないわけね… (more…)

さよならは言わない

  ベルフェゴールを引き入れて現実時間でおよそ2000年が経過していた。 相も変わらず、飽きることなく神族と魔族はドンパチを繰り広げ、その間… (more…)

とある天使の堕天理由

  ヘルマンは歓喜に震えていた。 つい先程、彼の下に届いたアシュレイからの叙任状。 戦争中ということもあり、とりあえず書面で、とテレジアが告… (more…)

加速する物語

   海王星見物兼ミカエルに堕天を勧めたアシュレイは地獄に戻ってきていた。 しばらくくつろいでいた彼女であるが、あることを思い出し、ベルフェ… (more…)

彼女は火の化身なり

「くっ……」 ミカエルは苦痛に喘ぎながらも、どうにか地球へと降り立った。 降り立った場所はアシュタロスにとっても、ミカエルにとっても因縁のあ… (more…)

楽しむ者と苦悩する者

  アシュレイは自室でソファに座り、新聞を読んでいた。 三面記事にでかでかと載っている記事を読み、彼女は呟く。「神界で大粛清……ね」 日刊地… (more…)

堕落のすすめ

  ある日、アシュレイはフェネクスを自室に呼び出した。 美味しく頂く……というわけではない。 フェネクスが堕天して早数ヶ月。 地獄の空気や城… (more…)

決戦に向けて

 誰もが皆、2人に視線をやっている。 居並ぶ魔王や魔神達、そして最高指導者のアペプすらも、声を発さず2人をただ見ている。 アシュレイに嫉妬し… (more…)

アウゴエイデス――暗黒体と光体――

「綺麗……」 アシュレイは目の前に悠然と立っているその巨大な鳥に思わず、そう呟いた。 地獄の荒野には少々似つかわしくない容姿であるこの鳥は全… (more…)

シンプル・イズ・ベスト

 工場用の加速空間やら不老不死の薬やら人間専用の空間を作り終えたアシュレイは英気を養う為に加速空間にいた。 彼女が造ったものではなく、アシュ… (more…)

決戦の幕開け

 アシュレイは逆天号のブリッジに設けられた席にぼーっと座っていた。 彼女と同じくテレジア達もまた手持ち無沙汰だった。 また、魔神兵と鬼神兵の… (more…)

戦後の発言力を見据えて

「ベアトリクス、シルヴィア、ディアナ、エシュタル」 アシュレイは4人の名を呼んだ後、1人1人に抱きついていく。 まあ、彼女達も既にその力の強… (more…)

我が名はアシュタロス

  戦況はほぼ互角であった。 神族魔族、両者共一歩も譲らず、死力の限りを尽くして戦っている。 テレジア達もまた主神や上級神族相手に一歩も引か… (more…)

神々の黄昏

 帝釈天一派が敗れ去った頃、別の宙域ではそのようなことは知らぬとばかりに熾烈な戦闘が繰り広げられていた。『ミカエル、どうして堕天した!』 ウ… (more…)

そして、彼女は帰還した

 銀河系中心での一大決戦の結果は瞬く間に広まった。 そして、この戦いで魔族の敗北は決定的となった為、神界は講和を提案。 地獄はこれを承諾し、… (more…)

彼女の悪巧み

 かつん、かつんという音が広い部屋に木霊する。 硬質なものが触れ合う音だ。 その音の正体は2人の悪魔がやっているチェスであった。 その様子を… (more…)

神魔交流会

 妙神山にある神族の拠点――書院造の屋敷と道場は非常に険しい場所にある。 そこは人間が容易に立ち入らぬように人跡未踏の山奥にあり、また地球の… (more…)

望まれぬ者達

 彼女は望まれていなかった。 古くから続く魔法使いの家系であり、かつ貴族である名家にとって、世継ぎとして望まれたのは男子。 しかし、生まれて… (more…)

地球崩壊の危機……か?

「筋がいい……のは当たり前かのぉ」 そう言いつつ、斉天大聖はキセルを吹かす。 彼の視線の先には教えられた通りに体を動かしている1人の少女の姿… (more…)