他家(ターチャ) | 自分以外の3人(三人打ちの時には他2人)のこと。 |
上家(カミチャ) | 自分の前の順番の人、向かって左側の人、のこと。 この人の捨て牌はポンだけでなくチーもできるので、席順しだいでは有利になる。 カミチャが危険牌も放るフルゼンツァーであることを願うのは真理。 |
下家(シモチャ) | 自分の次の順番の人、向かって右側の人、のこと。 この人の捨て牌はこちらからはポンしかできないが、シモチャからはこちらの捨て牌をチーできるので、 シモチャが鳴きを多用する場合は、自分の捨て牌の質が場の流れに大きく影響する。 |
対面(トイメン) | 自分の2つ前or2つ後の人、向かいの席の人、のこと。 お互いにお互いの牌をポンしかできないので、最も警戒されにくいポジションである。 |
ゼンツ |
たぶん、全力ツッパの略、だと思う。 周囲がリーチしてようとすでに複数鳴いていようと、自分の手配だけを見て形を作っていくタイプ。 お互いの点差や順位すら気にせずに全ターンでゼンツすることをフルゼンツと呼び、 それを行う人をerをつけてフルゼンツァーと呼ぶ。危険牌上等の実に侠気(おとこぎ)あふれる種族である。 ただし、麻雀は実質1:3でやっているようなものなので、普通は期待値的に振り込む方が多くなり通算でマイナスになるものである。 上級者になるとリーチされて降りた……と見せかけて上がったりするのでやばい。 |
ベタオリ |
誰かにロンされない(放銃しない)ことを最優先にして打つこと。 たいていは自分が上がることを捨てて、手持ちの牌のうち安全な順に切っていくこと。 あるていど点差が開いて安泰だったり、振り込むと逆転される、手が高そう、などの時の手段である。 何が安全なのかはこういうサイトやこういう動画でよく勉強しよう。 |
ダマ |
リーチ以外の役が成立している状態で、リーチせずに待つこと。ダマる。 もちろん、鳴いたらボイスがしゃべっちゃうのでダマではない。 |
三麻(サンマ) |
3人マージャン、の略。 |
四麻(ヨンマ) |
4人マージャン、の略。 |
鳴き麻(ナキマ) |
鳴きマージャン、の略。 ポン・チー・カンを中心にスピード重視で手を進めるタイプを指す。スピードはあるが打点や防御力は低く、カウンターに弱い。 鳴きが多いと自由な手札の枚数が減るので、対戦相手の手が早い場合に回避力が落ちる。 |
面前(メンゼン) |
ポン・チー・カンをしていない状態。または自力だけで牌を揃えることを言う。 自由な手牌がMAXなので防御や回避で有利であり、テンパイ速度ではやや不利である。 リーチがかけられるということは、一発や裏ドラが期待できるので打点の火力はかなり高い。 |
聴牌(テンパイ) |
あと一つ牌が揃えば完成する状態。 リーチしたかどうかは関係ない。ポン・チー・カンなどで揃えてもテンパイにはなる。 テンパイ自体は役が何もなくても成立するので、揃って実際に上がれるかどうかは問題にはならない。 |
形聴(ケーテン) |
「形式テンパイ」の略。 流局直前にむりやりポン・チー・カンすることで手を進め、役が何もなくてもテンパイ状態にすること。 ノーテン時の支払いを回避するためにしばしば行われる。 |
振聴(フリテン) |
自分の上がり牌をすでに一度捨てている状態。もしくは見逃した状態。 1.リーチ時点で自分の捨て牌に上がり牌を含んでいる → ロン不可、ツモのみ 2.リーチしていないorできない状態でテンパイし、上がり牌が他の人から捨てられたのを見逃す → 次に自分が牌を捨てるまでロン不可、ツモは可能、捨てればまたロン可能 3.リーチ後に他の人が上がり牌を捨てたのを見逃す → リーチ前フリテンと同じく以後はロン不可、ツモのみ |
オタ風(オタカゼ) |
自分にとって役のつかない風牌(東西南北)。おおよそ2〜3種類。 1〜4局までの場風と、ターンごとに変わる自分の席位置の自風、のどちらでもないもの。 |
連帯率(レンタイリツ) |
4人で打つ場合の、1〜2位の合計の割合。2位まではクリアポイントがほぼプラスになるのでセーフという理論。 序盤はとりあえずこれを6割以上にするのが目安になる。 雀魂(とか天鳳とか)においては、雀豪(上位の卓)以上は4位のペナが大きすぎるので、3位抜けでも立派な戦略である。 |
現物(ゲンブツ) |
相手にテンパイ(リーチなど)されている状態で安全に逃げ切るための最強牌のこと。 つまり相手の捨て牌と同じものを指す。 自分で捨てた牌で上がることはできない(フリテン)ので、100%安全な牌ということになる。 |
生牌(ションパイ) |
場にまだ一枚も捨てられていない牌のこと。 シャボ待ち(2ペアの待ちでどちらでも上がれる状態)や単騎待ちに対しての警戒判断としての概念。 主にこれで警戒するのはシュンツ(続き3つ)にならない字牌くらいのもので、 数字牌に関しては他の要素の方が重要になるので気にしすぎると自分が苦しむだけである。 |
場に高い/安い(バニタカイ/ヤスイ) |
捨て牌でいっぱい捨てられている種類(色)かどうかの表現。 マンズ・ピンズ・ソーズに対して言われることが多く、字牌ではあまり使われない。 いっぱい出ている=みんな不要そう=(通り)安い、ということである。 あくまでも「需要の傾向」でしかないため、安全牌の判断には使いにくい。 どちらの待ちに寄せるか(出やすそうか)、の判断基準となる。 |
放銃(ホウジュウ) |
誰かに振り込んでしまうこと。ロンされること。 ツモされた場合には振り込んでいないため放銃とは言わない。 対局終盤に順位変動の無い意図的な振り込みなども上位テクニックだが、 点数の大小や意図的かどうかは単語の意味には無関係である。 |
曲げる(マゲル) |
リーチすること。 リーチ宣言牌は横向きになるため、(牌を横に)曲げるというところから来ている。 |
良形(リョウケイ) |
テンパイ状態で待ちが2種類以上あるもの。もしくは5枚以上を期待できるもの。 種類が多ければ当然ながら上がれる牌の枚数が多いため、こう呼ばれる。 3〜13面待ちなどに取れれば強いが、手牌や捨てられた牌から待ちが少ないこともあるので注意。 |
愚形(グケイ) |
テンパイ状態で待ちが1種類のみのもの。もしくは受け入れ枚数の少ないもの。 「2牌の間」=カンチャン、「12か89でのはじっこの3か7」=ペンチャン、「ツーペア」=シャボ、「4セット+1枚のみ」=単騎、がある。 どれも当たり牌が最大で4枚以下であるが、きれいな形でも愚形扱いになることはある。 たとえば2388での14待ち、すでに場に1が4枚見えていれば4の単騎待ちと同じなので愚形扱いとなる。 |
嵌張(カンチャン) |
2つ牌の間で待つ形のこと。13手持ちで2で待つ、など。愚形の一種でもある。 |
両嵌(リャンカン) |
2つのカンチャンが連続した形のこと。135、246、357、468、579がある。 3枚使っても待ちが2つだけなので手としては弱く、上がりへの速度は遅いと言わざるをえない。 とはいえ(357は待ちが弱いが)他は強いとも言える。 なぜなら最後にリャンカンが残ってリーチする場合に、135なら5を切ってリーチすれば2待ちなので、スジを利用することができるから。 こういう手法を「スジ引っかけ」といい、待ちが強い手の1つともなる。 なお、357は3か7でリーチをかけてもスジは利用できないが、事前に1か9を切っておくことで中スジを狙うことはできる。 カンチャンは愚形ではあるのでツモはしにくいが、ロンはしやすいので手としては不利ではないという扱い。 手が早い場合には攻撃手段としてモテる形だが、遅い時にいつまでも抱えているのはデメリットが勝るし、 リャンカンが2つあるようであればさっさと処理したいくらいには手が重いパターンである。 |
スジ |
上がりやすい両面にとった場合の関連牌のこと。 たとえば23手持ちなら14待ちになり、23456なら147待ちになるわけで、ゆえに3つごとの牌をスジと呼ぶ。 147ライン・258ライン・369ラインがあり、真ん中の456があればその両スジは比較的安全と言える。 ただし3or9のように両側の片方だけが出ていても、3の時で69待ちなどがあるので安全とは言えずスジとは呼ばない。 2と8の両方が出ていた時の5、みたいなケースは「中スジ」と呼び、これもスジの一種である。 |
出親(デオヤ) |
東1の最初に自分の方角が東の状態のこと。親スタート。起家(チーチャ)と呼ぶ方が一般的。 誰かと同点だった場合には席順最強という以外は、他の参加者の打ち方を知らない状態で打たなければならないので、 たいていは思うように打てずに、親の上がりの恩恵を受けにくいので微妙なポジションである。 |
ラス親(ラスオヤ) |
4人麻雀で東1の最初に自分の方角が北の状態のこと。4局で親になる。 誰かと同点だった場合には席順不利な上に、オーラスはたいてい全員が全力前傾なので、 なんだかんだで連チャン逆転なんて期待できずに、さっさと流されてしまうかわいそうなポジションである。 |
平場(ヒラバ) |
0本場のこと。雀魂の画面で言うと左上のリーチ棒じゃない方が0の時のこと。 点数計算とやりとりが一番単純な状況のことである。 全員の点数の上下差がほとんどないことに対して使われることもあるが、これは誤用。 |